計算/処理のかたまり
プログラムの動きを表す重要な部分です。
オブジェクト指向のプロパティが、変数を表すとしたら、計算や処理の部分はメソッドを表します。
つまり、ある数字や文字を足したり引いたり掛けたりして、最終的にどんな結果が帰ってくるのかをプログラムします。
計算式
プログラムで計算をする場合は、変数の所でもちょっと出ましたが、「+」「-」などの記号で数字をつなぎます。
例えば、身長と体重からBMI(肥満度数)を計算する式は…
体重kg ÷ (身長m)² = BMI
なので…
これを、プログラミングする場合は…
nBMI = n体重 / (n身長 * n身長)
プログラミングで計算をする場合は
- 足し算 「+」 例) 1 + 2 = 3
- 引き算 「-」 例) 1 ― 2 = -1
- かけ算 「*」 例) 1 * 2 = 2
- 割り算 「/」 例) 1 / 2 = 0.5
を使うことを覚えましょう。
関数という処理のかたまり
計算式を作りました。でも、プログラムの中で毎回計算式を書くのは面倒ですよね?
それに、計算式がお客さんの要望で変更となったとき、すべて探し出して直していくのはとても時間がかかります。
なので、「処理のかたまり」(部品)を作っておく必要があります。
処理の種類
処理の種類は2種類あります。
サブルーチン 何かの処理をさせる
ファンクション 何かの処理をさせて、結果の値を返す
この2つの動きは全く同じものです。大きく違うのは結果が返ってくるか返ってこないかです。
例えるなら、貯金をする場合…
サブルーチンは貯金箱。貯金をしても中にいくら入ってるかわからないですよね?
ファンクションは銀行に入金、入金した結果、口座にいくら入ってるか記帳されてわかります。
つまりは、結果を返すのか返さないかの話。
プログラム記述
プログラムは次のように行います。
Private Sub sub関数の名前(引数1,引数2,…)
(ここに計算式)End Sub
Private Function n関数の名前(引数1,引数2,…) as 変数型
(ここに計算式)n関数の名前 = 結果を入れる
End Function
「Sub ~ End Sub」「Function ~ End Function」までがひとつの処理のかたまりです。
ボタンのイベントとか見ると同じなのがわかりますよね。
()のなかにある「引数」というのは、プログラムの中で使う変数を設定します。
例えば、BMIを計算する関数はどうなってるかと言うと…
Private Function nBMI(n体重 as Decimal , n身長 as Decimal) as Decimal
nBMI = n体重 / (n身長 * n身長)End Function